心理カウンセリングとNLPの関係
前回に続いて心理カウンセリングとNLP(Neuro-Linguistic Programming)の関係についてみていくことにしましょう。
NLPは心理学と言語学をベースとした思想体系であり、具体的に説明すると、NLPや心理カウンセリングで最も基本的で重要なスキルの「ラポールテクニック」は何度かご紹介してきました。
他にも心理カウンセリングでも有効な、ミラーリング、ぺーシング、バックトラッキングと言われるスキルは相手(クライアント)のことを尊重し、理解を得ることを前提としたスキルです。他にもNLPでは、優れたコミュニケーションスキルの習得が可能であるとされており、セラピーや心理カウンセリングの現場で利用されるスキルを効果的に学ぶことができます。
特にNLPの活用が目覚しいのが、ビジネス、カウンセリング、スポーツの分野です。NLPの卓越したコミュニケーションスキルを駆使し、相手との信頼関係構築をスムースにすることによって、ビジネス、カウンセリング、スポーツの現場で確かな効果を発揮していると言われています。
また、心理カウンセリングで重要視される「ラポールテクニック」が効果的に学ぶことが出来るとあって、多くのセラピストやカウンセラーがNLPを学び、現場でのカウンセリングに使用していると言われているのです。やはり、心理カウンセリングで大切なのは、カウンセラーとクライアントの間の信頼関係構築が前提となるので、当然ですね。
心理カウンセリングとコンサルティング
カウンセリングの基になる動詞「カウンセル」(counsel)の意味は、「相談する」です。同様にコンサルティングの基になる「コンサルト」(consult)も同じく「相談する」という意味ですが、心理カウンセリングとコンサルティングでは随分と違った印象を受けます。
今回はこの心理カウンセリングとコンサルティングの違いについてみていきましょう。
コンサルティングという言葉を一般的に使う場合には、『業務または業種に関する専門知識を持って、主に企業(まれに行政など公共機関)に対して外部から客観的に現状業務を観察して現象を認識、問題点を指摘し、原因を分析し、対策案を示して企業の発展を助ける業務』を意味します。
だいたい、コンサルティングといえばビジネスシーンで使う場合がほとんどで、個人の問題解決についてはあまり使用しない傾向があるようです。
しかし、問題解決のための支援を行うという点では、カウンセリングとコンサルティングは同義語とも言えます。しかしその手法については大きく違ってきています。
心理カウンセリングは患者自身が自分の悩み、問題をカウンセラーに話すことによって自分自身が解決策を見つける支援を行います。それに対して、コンサルティングでは、クライアント(患者)自身に代わって解決策を考えることがコンサルタントの役割であり、その点ではカウンセリングやコーチングとは全く異なるものと言えます。
カウンセリング、コーチング、コンサルティングがともに「問題解決」に対する支援では一致しますが、微妙に違うのですね。