心理カウンセリングとコーチング
カウンセリングとよく似た言葉に、コーチングという言葉があります。
「コーチング?」
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、スポーツをやっていらっしゃる方は、「コーチ」と聞けばわかると思います。そう、技術や戦術、精神的なアドバイスなどもしてくれる指導者のことです。欧米では、スポーツのコーチングに加えて、ビジネスや個人の目標達成のための支援にも使われます。
心理カウンセリングも同様に、個人の問題解決のために行われる支援なのですが、両者にはどんな違いがあるのでしょうか。
まず、コーチングを簡単に説明すると「人を育てるための方法」だといえます。
スポーツであれば技能向上、ビジネスであれば営業や専門職などのスキルアップ。また、個人個人が生きていくうえで精神面での成長を促すということもコーチングといえると思います。
コーチングはモチベーションを重視し、自ら学習し育つような環境を作り出し、自ら問題を解決していけるようになることを目的としている。
手法的には心理カウンセリングもコーチングと変わりませんが、コーチングがゼロベースからのプラス方向への支援を意味するのに対して、心理カウンセリングはマイナス状態にある患者をゼロレベルへのプラス方向に支援することを意味するといえます。
心理カウンセリング、コーチングともに解決策は患者自らが主体となって考えるということでは一致していますが、患者のいるポジションの違いで区別されるともいえそうです。